「50代から警備員として働くと、どのくらいの年収になるのか?」
「60代で定年を迎えても、警備員として働けるのか?」
そんな疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、警備業界は50代・60代でも安定して働ける数少ない職種のひとつです。体力に合わせた働き方を選べるうえ、経験や資格取得によって年収がアップすることもあります。
本記事では、50代・60代警備員の平均年収や実際の年収事例、定年後の働き方や転職の可能性、さらに年収を上げる具体的な方法まで詳しく解説します。
これから警備員として長く活躍したい方、あるいは再就職を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
50代・60代警備員の平均年収はどのくらい?
警備員として働くうえで、50代・60代の方が一番気になるのは「どのくらいの年収になるのか」という点ですよね。
結論としては、50代・60代警備員の平均年収は以下の通りです。
- 50代前半:約401万円
- 50代後半:約381万円
- 60代前半:約321万円
- 60代後半:約277万円
※参考
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/241
ここでは、さらに具体的に、警備員全体の平均年収と、50代・60代の実際の事例、そして働き方や地域による違いを見ていきましょう。
警備員の年齢別平均年収の目安
まず、厚生労働省のデータによると、警備員の平均年収は約350万〜400万円程度と推測できます。
これは日本全体の平均年収約460万円よりもやや低い水準です。
では、警備員の年齢別の平均年収はどうでしょうか。
※参考
https://www.mhlw.go.jp/content/001140405.pdf
以下が、警備員の年齢別平均年収の目安です。
✔︎警備員の年齢別平均年収の目安
- 〜19歳:約287万円
- 20歳〜24歳:約339万円
- 25歳〜29歳:約378万円
- 30歳〜34歳:約390万円
- 35歳〜39歳:約444万円
- 40歳〜44歳:約421万円
- 45歳〜49歳:約417万円
- 50歳〜54歳:約401万円
- 55歳〜59歳:約381万円
- 60歳〜64歳:約321万円
- 65歳〜69歳:約277万円
- 70歳〜:約273万円
※参考
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/241
35歳〜39歳をピークに徐々に年収が落ち着いていくような推移ですが、全体的には安定した収入を得ている方が多いのが特徴です。
警備員50代・60代の実際の年収事例
警備員で50代・60代の年収は、実際の働く現場や勤務先、役職、地域によっても大きく変わります。
そのため、実際に実際に警備員として働いている方の事例をご紹介します。
例えば、以下50代の方の事例です。
(以下、引用)
【警備歴】14年
【年齢】58歳
【雇用形態】正社員
【会社の場所】地方
【年俸】500万円
【賞与】41.6万円(年1度)
【月収】45.1万円
※参考
https://wnten.com/column/304
58歳で14年働かれていて、年収で500万円程度あるとのことです。
これは、50代の平均年収約381万円と比べると、高い年収を得ています。
このように働き方によっては大きく変わるため、50代・60代であっても働き方次第で希望の年収を目指すこともできるでしょう。
勤務形態や働く地域でも年収は変わる
また、警備員の年収は、年齢だけでなく勤務形態(どんな現場で働くか)や地域によっても大きく変わります。
そのため、同じ50代・60代でも、勤務先の種類や勤務地を変えるだけで、年間で数十万円〜100万円以上の差が出ることもあります。
例えば、夜勤が多い警備は夜勤手当てがついて年収が上がったり、環境が厳しい現場の場合は日給や時給が高い傾向にあり、総支給が上がりやすいと言えます。
さらに、働く地域によっても年収が変わることがあります。
例えば、求人ボックスのデータによると、関東の平均年収は約357万円に対して、北海道・東北の平均年収は約312万円だと言われています。
※参考
https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/警備員の年収・時給
地域によって、警備員のニーズが違ったり、採用の集まりやすさや、給与の水準が異なるため、結果として年収にも影響があります。
50代・60代からでも警備員として年収を高めていくためには、働き方や地域にも目を向けることが大切です。
50代・60代警備員の働き方と年収【定年後も働ける】
「定年を迎えてもまだ働きたい」「体力的にできる仕事を探している」という方にとって、警備の仕事は非常に現実的な選択肢です。
実際、警備業界は定年後の雇用やシニア層の再就職が活発で、60代・70代でも現役で働く方が多くいます。
ここでは、定年後も働ける理由や、50代・60代の働き方・年収の実態を見ていきましょう。
警備員は定年後も働けるのか?
結論から言えば、警備員は定年後も働ける仕事です。
警備業法に基づき、健康状態や適性に問題がなければ70歳以降でも勤務できるケースがあります。
実際に、全国警備業協会の調査によると、警備員の平均年齢は50歳以上で、60歳以上が全体の約3割を占めると言われています。
つまり、警備業界ではシニア層が主力戦力なのです。
多くの会社では定年を65歳に設定していますが、「再雇用制度」「契約社員制度」などにより、70代まで働ける環境を整えている企業も増えています。
体力に応じて業務内容を調整できるため、定年を気にせず続けられるのが警備員の大きな魅力だといえます。
50代・60代で定年後の働き方・勤務形態
50代・60代の方は、これまでの経験や体力に合わせて働き方を選ぶことができます。
例えば、以下のような勤務パターンがあります。
- 常駐警備(施設・オフィス・マンションなど):巡回や受付など、比較的落ち着いた環境で長期勤務が可能。
- 交通誘導警備(道路・工事現場など):屋外中心で、体を動かしながらしっかり稼ぎたい方向け。
- イベント・臨時警備:不定期勤務で、空いた日に働きたい方に人気。
中には、週3日勤務や昼勤限定など、柔軟なシフトが選べる現場も多く、家庭の事情や体調に合わせて働けます。
また、警備業務検定などの資格を持っている方は、教育担当や現場リーダーなど、管理・指導ポジションで安定収入を得ることも可能です。
警備員は50代・60代から転職・再就職も可能
警備員は、未経験からでも始めやすい仕事として人気があります。
求人を見ると、「未経験歓迎」「60歳以上歓迎」という募集が数多く見られ、業界全体で人材を積極的に受け入れているのが現状です。
特別な資格がなくても、入社後に社内の研修を受けることで現場に出ることができます。
また、経験を積んで資格を取得すれば、現場リーダーや教育担当としてキャリアアップすることも可能です。
年齢よりも「まじめに働く姿勢」「責任感」「継続力」が重視されるため、50代・60代からでも十分に再スタートできるのが警備業界の特徴です。
50代・60代の警備員で年収を上げる方法
警備員の仕事は、年齢を重ねても続けやすいだけでなく、工夫次第で年収を上げることも十分可能です。
ここでは、50代・60代の方が現実的に収入アップを目指せる4つの方法を紹介します。
①管理職・現場リーダーを目指す
まず、最も確実な方法が現場リーダーや管理職を目指すことです。
警備業界では、経験を積んだベテランが新人教育やシフト管理を担うケースが多く、リーダー・管理者クラスになると月3〜5万円の役職手当がつくこともあります。
現場をまとめる立場になれば、収入面だけでなく勤務スケジュールの自由度も上がるため、長期的にも安定した働き方が可能です。
②勤務する地域を変える
前章でも触れたように、地域によって警備案件の単価や待遇には差があります。
自分が働いている地域も見直すことで、より希望の年収を目指すことも可能でしょう。
もちろん、地域を変えるには引越しなどが必要なケースもありますが、会社によっては社宅があることも多いので、その辺りも含めて検討するのがおすすめです。
50代・60代であっても地域を変えるだけで年収が20万円〜60万円上がるケースもあるので、今より収入や給料を上げたい人は地域の視点でも会社を選びましょう。
③夜勤・長期案件で手当を増やす
警備員の収入は、「夜勤」と「稼働日数」で大きく変わります。
夜勤は深夜割増(通常の1.25倍)や夜勤手当がつくため、1回の勤務で日勤より3,000〜5,000円多く支給されることもあります。
月に10回夜勤を入れるだけで、月収3〜5万円、年間で40万円以上の差になることも珍しくありません。
また、短期ではなく長期契約の現場を選ぶことも重要です。
継続勤務手当やボーナス支給の対象になるため、年間を通して安定した収入を維持できます。
体力に無理のない範囲で夜勤・長期現場を選ぶことで、効率的に年収を上げることができます
④警備に関する資格を取得する
警備業界では、資格がそのまま給与に反映されると言っても過言ではありません。
代表的な資格には、以下のようなものがあります。
✔︎警備に関する代表的な資格
- 警備業務検定(1級・2級)
- 指導教育責任者
- 機械警備業務管理者
これらは国家資格も含まれており、保有者が少ないため評価が高いです。
特に「2級検定」を複数分野で取得しておくと、現場の掛け持ちや昇給のチャンスが広がるため、50代・60代でも有利に働く資格といえます。
このように、年齢を理由に年収アップを諦める必要はありません。
管理職・地域・勤務時間・資格の4つの視点から、自分に合った方法を組み合わせることで、希望の年収を目指すことも現実的です。
まとめ:50代・60代の警備員の年収【定年後も働ける】
警備員は、50代・60代になっても安定して働ける数少ない仕事のひとつです。
平均年収はおおむね300万〜400万円前後ですが、勤務形態・地域・資格・役職などによっては400万円以上も十分に可能です。
年齢を重ねても体力やライフスタイルに合わせて働ける柔軟さがあり、「定年後も社会と関わり続けたい」「生活のためにもう少し収入を得たい」という方にも現実的で安心できる職種です。
また、警備業界は慢性的な人手不足のため、50代・60代の経験者・未経験者ともに歓迎されやすい環境が整っています。
勤務時間や現場を選びながら、資格取得や管理職へのステップアップで収入アップを目指しましょう。
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警備の仕事は50代・60代になっても長く続けられる仕事です。
しかし、実際に働くうえでは「年齢を気にせず働ける環境」と「しっかりサポートしてくれる会社」を選ぶことが大切です。
日綜警備株式会社は、未経験から始める方も、経験を活かしてキャリアを積みたい方も、希望や体力に合わせた現場を選べる体制を整えています。
入社後の研修や、社宅制度などもあるので、50代・60代で未経験であっても安心して働けます。
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