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コラム2025.10.30

交通誘導警備とは?業務や交通整理との違い・必要資格を解説!

道路工事や建設現場、イベント会場などで、車や歩行者の安全を守る警備員を交通誘導警備員といいます。
普段の生活でも見かけることの多い職種ですが、実際にどのような仕事をしているのか、詳しく知っている人は意外と少ないです。

本記事では、交通誘導警備の仕事内容や交通整理との違い、そして業務に必要な資格までをわかりやすく解説します。
未経験からでも始められる仕事でありながら、資格取得によってキャリアアップも目指せる交通誘導警備。その仕事に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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交通誘導警備とは

交通誘導警備とは、道路工事や建設現場、イベント会場などで人や車の通行を安全に保つための警備業務を指します。
以下で、交通誘導警備の役割や仕事内容、交通整理との違いを詳しく解説します。

交通誘導警備の基本的な役割

まず、交通誘導警備の主な目的は、事故を未然に防ぎ、円滑な交通の流れを確保することです。
車両の進行方向を指示したり、歩行者が安全に横断できるよう誘導したりすることで、現場全体の安全を守ります。

特に工事現場では、作業員・歩行者・車の三者が交錯するため、交通誘導警備員の存在が欠かせません。
つまり、現場の安全を支える最前線の警備ということです。

交通誘導員の仕事内容

交通誘導員の主な業務は、車両と歩行者の安全な通行を誘導することです。

例えば、工事現場では、片側交互通行の際に車を停止・進行させる合図を出したり、重機の出入り時に通行人を安全な位置へ誘導したりします。
また、イベント会場や商業施設の駐車場では、車の誘導や混雑緩和のための整理を行うこともあります。

業務中は常に周囲の状況を把握し、事故が起きないよう瞬時の判断力と冷静な対応が求められます。

交通誘導と交通整理の違い

交通誘導に似た言葉に「交通整理」がありますが、実は意味が異なります。

交通誘導警備は民間の警備会社が行う業務で、道路工事や施設など民間の現場での安全確保を目的としています。
一方で、交通整理は警察官や自治体職員が行う公的業務で、信号機の故障時や事故現場などで一時的に交通の流れを整えるものです。

つまり、交通誘導警備員は「安全確保」が目的、交通整理は「交通円滑化」が目的という点が大きな違いです。

交通誘導警備員の1日の流れ

一般的に、交通誘導警備員の1日は、現場での朝礼から始まります。

朝礼では、その日の工事内容や交通規制の範囲、安全上の注意点などを共有し、担当位置が割り振られます。配置後は、誘導棒を使って車や歩行者を安全に案内しながら、無線で仲間と連携します。

昼休憩を挟み、午後も同様に持ち場で業務を行い、作業終了後には現場の片付けや撤収作業を手伝うこともあります。
日によって屋外での勤務時間は変動しますが、常に集中力と責任感が求められる仕事です。

※警備会社や警備の内容によっては業務の流れが違うので、あくまで参考としてください。

交通誘導警備の基本的なやり方

交通誘導警備は、ただ立って合図を送る仕事ではありません。
現場の状況を瞬時に判断し、安全を確保するために正確な動作が求められます。

ここでは、交通誘導警備員が実際に行う基本的なやり方を5つのポイントに分けて紹介します。

①誘導棒・ホイッスル・無線の使い方

交通誘導警備員の基本装備には、誘導棒・ホイッスル・無線機があります。

誘導棒は、車両や歩行者に進行や停止を伝えるための重要なツールで、夜間は赤く点灯して視認性を高めます。
ホイッスルは合図の補助として使用し、ドライバーに注意喚起を行う際に有効です。

また、無線機はチーム内で情報共有を行う際に欠かせません。現場全体の安全を守るためには、これらの機材を必要に応じて、適切に使うことが求められます。

②車両を停止・進行させるときの合図

車両誘導では、明確でわかりやすい動作が基本です。

停止を指示する場合は、腕を水平に伸ばして手のひらを前に向け、はっきりと停止のサインを出します。
進行の合図では、誘導棒を車の進行方向に向けて、ゆっくりと円を描くように動かします。

どちらの場合も中途半端な動きや曖昧なジェスチャーは誤解を招く原因となるため、一定のリズムと動作の大きさを意識することが大切です。

③歩行者を安全に通行させる誘導動作

歩行者への誘導では、安全なタイミングと声かけが重要です。
横断歩道付近では、車両の停止を確認してから「どうぞ」と手で合図を送り、歩行者が安心して渡れるようにします。

特に高齢者や子どもなど動きがゆっくりな人に対しては、目を合わせてしっかりとした誘導を行います。
また、工事現場では歩行者が進入してはいけない危険区域を案内板などで明示し、安全通路を確保する意識を常に持つことが大切です。

④工事車両の出入り時の誘導方法

工事車両の出入りは、最も事故が起こりやすいタイミングのひとつです。

警備員は、車両の運転手とアイコンタクトを取りながら、周囲の安全を確認してから合図を出すことが鉄則です。
バック誘導の際には、運転手の死角に入らない位置で動作を行い、車両の動きを遮らないよう注意します。

また、出入口付近では歩行者や一般車両の通行状況も同時に確認し、安全が確保できた時点でのみ進行を指示します。

⑤安全確保のための立ち位置と視野の確保

交通誘導では、警備員自身の立ち位置も重要です。
車両や歩行者の動線上に立たず、常に安全な退避スペースを確保した場所から誘導を行うことが基本です。

また、片側通行の現場では、反対側の誘導員と目視または無線で連携し、車両の動きを把握しておく必要があります。
常に周囲360度に注意を払い、危険を先読みする意識が交通誘導警備には求められます。

交通誘導警備に必要な資格とは?

交通誘導警備の仕事は、資格がなくても始めることができます。

ただ、一定の現場では有資格者の配置が義務づけられています。特に道路使用許可が必要な工事や高速道路などでは、「交通誘導警備業務検定」を取得した警備員が現場の安全を担います。

また、資格を持つことで、より責任あるポジションを任されやすくなり、キャリアアップにも繋がるので、資格取得を目指すのも良いでしょう。

交通誘導警備業務検定(1級・2級)とは

交通誘導に関する資格で、「交通誘導警備業務検定(1級・2級)」というものがあります。
交通誘導警備業務検定は、国家資格である「警備業法」に基づいた検定制度です。

2級は、一般的な道路工事や建設現場などで交通誘導を行うための基本資格で、警備員として現場に配置される際に有利になります。
1級は、より高度な知識と経験を持つ人を対象とした資格で、複数の現場を管理したり、後輩警備員を指導したりする立場を目指せます。

試験は筆記と実技の両方があり、警備業協会や指定教育機関が実施しています。

資格を取得するメリット

交通誘導警備業務検定の資格を持つことで、まず現場での信頼性が高まるというメリットがあります。

また、道路規制を伴う大規模工事など、資格者しか入れない現場もあるため、仕事の幅が広がることも大きな利点です。
さらに、有資格者は責任者やリーダーとして配置されることが多く、日給や月給の面でも優遇されやすい傾向にあります。

交通誘導警備の仕事を継続的にされるのなら、交通誘導警備業務検定の資格を持っておいて損はありません。

資格取得の流れと講習内容

交通誘導警備業務検定の取得には、まず指定教育機関で講習を受ける必要があります。

講習では、警備業務の基本、道路交通法、事故防止のための動作訓練、無線連携の方法などを学びます。
その後、筆記試験と実技試験が行われ、合格すれば資格が与えられます。

警備業の経験が一定期間ある人は、一部の試験が免除されるケースもあります。
資格取得後は、法令や現場事情の変化に対応するため、定期的な講習で知識を更新することが望まれます。

交通誘導警備業務検定の資格について、詳細は以下のページをご覧ください。

※参考
https://www.csst.jp/04/04-02-03.html

まとめ:交通誘導警備の仕事内容・交通整理との違い・資格を紹介!

交通誘導警備は、道路工事や建設現場、イベント会場など、あらゆる場面で人と車の安全を守る大切な仕事です。
交通整理との違いは、警察による公的業務ではなく、民間の警備員が行う「安全確保」が目的である点にあります。

資格がなくても始められますが、「交通誘導警備業務検定(1級・2級)」を取得すれば、より責任ある立場や高収入の現場で働くことができます。

人々の安全を支える交通誘導警備は、社会に欠かせないやりがいのある職業です。未経験からでも挑戦でき、キャリアアップも目指せるこの仕事に、あなたもぜひチャレンジしてみてください。

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交通誘導警備の仕事に興味を持った方は、ぜひ日綜警備株式会社へご相談ください。
当社では、未経験者でも安心して始められるよう、充実した研修制度とサポート体制を整えています。

また、現場経験を積んだ後は、「交通誘導警備業務検定(1級・2級)」への挑戦も可能です。
地域に根ざした環境と、社員一人ひとりを大切にする職場が日綜警備株式会社の強みです。

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